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(1/31) 「プーマ」、おしゃれに駆ける
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ドイツのスポーツブランド「プーマ(puma)」がファッション志向を強めています。伊勢丹新宿本店(東京・新宿)に3月1日、改装オープンする、高校・大学生向けの売り場「シンデレラシティ」に、新商品群「プーマ・ヴィンテージ」を投入します。
プーマはファッションデザイナーや建築家とのコラボレーションを進めています。2004年秋には建築家でインテリアや生活雑貨のデザイナーでもあるフィリップ・スタルク氏と組んでスポーツシューズを開発しました。スタルク氏は東京・浅草のアサヒビール本社やアレッシィ(Alessi)社のキッチン用品で知られます。エリゼ宮(フランス大統領官邸)の大統領執務室のインテリアも手がけました。
プーマは1998年、ファッションデザイナーのジル・サンダー氏とコラボでシューズを発表。大ヒットさせました。
英国人デザイナー、ニール・バレット氏にも監修を任せています。バレット氏がデザインした「96アワーズ」シリーズは2004年秋冬のミラノ・メンズコレクションで披露されました。バレット氏はサッカー欧州選手権(ユーロ2004)のイタリア代表のユニフォームもデザインしました。
プーマは、東京コレクションに参加するデザイナー、ミハラ・ヤスヒロ(三原康裕)ともコラボを実現し、シューズシリーズ「ミハラ・ヤスヒロ・プーマ」を展開しました。スーパーモデルのクリスティ・ターリントンと組んで、ヨガウエアのブランド「ヌアラ(nuala)・バイ・プーマ」も立ち上げました。
有名デザイナーとのコラボ戦略は、93年に社長に就任したヨヘン・ザイツ氏が10年の歳月をかけて展開した再建策の一環です。「プーマ」は80年代以降、「ナイキ」旋風のあおりを食う格好で業績が落ち込んでいましたが、この戦略が当たって業績は回復路線に乗ってきました。「スポーツブランド」から「スポーツファッションブランド」への変身を目指す取り組みは今後も続きそうです。
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